【全5回】ナチュラル洗剤って?~クエン酸編【第3部】

知っておきたい「ナチュラル洗剤」の
専門知識と安全な使い方
【第3部】〜水アカ・石鹸カスに『クエン酸』編〜

皆さん、こんにちは!孝英ハウス店長のたってんです。

いよいよシリーズ中盤!
第3弾は お風呂やキッチンで気になる『水アカ』や『石鹸カス』に抜群の効果を発揮する『クエン酸』について深掘りします!

『どう使えばいいの?』
『どんな汚れに効く?』といった疑問を
孝英ハウスが実践的な使用例と共にご紹介。

クエン酸で あの頑固なウロコ汚れが劇的に変わる体験をしてみませんか?


🍋 クエン酸
- 水アカ・石鹸カスに特効薬! -

クエン酸は 酸性の性質を持ち 水アカや石鹸カスといったアルカリ性の汚れを除去する特効薬となります。


🧪 液性は?: 酸 性


💡どんな汚れに効くの?

  • ✅ シンク、蛇口、鏡のウロコなどの水垢
  • ✅ お風呂の白っぽい汚れ(石鹸カス)
  • ✅ トイレの黄ばみや尿石
  • ✅ 電気ポットや加湿器のカルキ汚れ

🌟クエン酸のココがすごい!

  • アルカリ汚れを中和分解!:重曹とは反対に 水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れを落とすのが得意です。
  • 除菌効果も期待できる!:汚れを落とすだけでなく 気になる雑菌も除去してくれます。
  • 環境に優しい成分!:自然由来の成分なので 環境にも配慮できます。

今日からできる!
クエン酸活用テクニック4選💡

  • ピカピカ水アカ除去✨
    スプレーボトルに クエン酸水(水 200ml にクエン酸小さじ 1)を作り 水アカが気になる蛇口やシンク・鏡に吹きかけて数分放置。その後拭き取るだけで ウロコ汚れがスッキリ落ちます!
    (※:すべての水アカが除去できるわけではありません。)
  • トイレの黄ばみ・尿石対策🚽
    便器のフチ裏の黄ばみにクエン酸水をスプレーし しばらく置いてからブラシでこすり落とせば 清潔感が戻ります。
  • 電気ケトルのカルキ汚れ💧
    ケトルに水とクエン酸を入れて沸騰させ しばらく放置するだけで こびりついた白いカルキが溶けていきます。
  • 魚の生臭さ除去🐟
    魚を調理した後のまな板や手にクエン酸水をスプレーすれば、気になる生臭さを効果的に消してくれます。

基本の使い方と希釈方法もチェック!📝

  • スプレータイプ「クエン酸水」:

    • 水200mlに対し 洗剤を小さじ1杯(約5g)を目安に溶かしてください。
    • ポイント:水垢・石鹸カス・トイレの黄ばみなど アルカリ性の汚れに効果的です。スプレー後 数分放置してから拭き取るのがおススメです!
  • つけ置き洗い(電気ポット、加湿器など):

    • 電気ポットのカルキ汚れには 満水にして大さじ1〜2杯のクエン酸を入れ 沸騰させてから数時間放置します。

【重要!】チェックすべき注意点⚠️

  • 一緒に使っちゃダメなもの

    • 塩素系漂白剤:絶対に混ぜないでください! 有毒ガスが発生し 大変危険です。
    • 重曹などのアルカリ性洗剤:中和してしまい効果が落ちます。単独での使用がおすすめです。
  • 使えないもの

    • 大理石・鉄製品・漆器・アルミ製品・白木など 酸に弱い素材には使用しないでください。サビや変色の原因となります。

クエン酸と同じ効果の
市販品って何?💡🧼

クエン酸は「酸性」なので 主にアルカリ性の汚れを中和して落とすことに効果があります。具体的には 水アカ・石けんカス・トイレの尿石や黄ばみ・アンモニア臭などです。

そのため クエン酸と同じ効果を期待するなら「酸性」の洗剤を探すのがポイントになります。

市販されている酸性洗剤の中には クエン酸を主成分としているものが多く 泡スプレータイプなど クエン酸を自分で水に溶かして使うよりも手軽な製品があります。

  • ウルトラハードクリーナー ウロコ・水アカ用:浴室や洗面台、鏡にこびりついたウロコ汚れ(水アカ)を強力に分解する洗剤です。酸性の洗浄成分と研磨剤を配合しておりこびりつき汚れを化学と物理の両面から落とします。スプレーして放置するだけで汚れが浮き上がりますが ひどい汚れにはスポンジなどでこすり洗いするとより効果的です。
  • その他のクエン酸クリーナー:クエン酸を主成分とする、様々なメーカーから販売されているクリーナーの総称です。主に粉末タイプや水溶液をスプレーボトルに入れたタイプがあります。クエン酸の働きで トイレの黄ばみ・電気ポットや加湿器のカルキ汚れ・シンク周りの水アカなどを効果的に落とします。

これらの洗剤は クエン酸と同様に 水回りの水アカや石けんカス・トイレの黄ばみなどに効果的です。

ただし クエン酸も市販の酸性洗剤も 塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生して危険なので 絶対に一緒に使わないように注意してください。

また クエン酸は油汚れや皮脂汚れにはあまり効果がありません。これらの汚れには 重曹やセスキ炭酸ソーダといった「アルカリ性」の洗剤が有効です。汚れの種類によって洗剤を使い分けることが ハウスクリーニングでは大切になります。


最後に…

今回は 水アカや石鹸カスに特効薬となる「クエン酸」の活用術をご紹介しました。酸性の汚れにクエン酸・アルカリ性の汚れにアルカリ性洗剤と 使い分けが重要です。

第4部では 重曹よりも強力な油汚れハンター「セスキ炭酸ソーダ」について詳しくご紹介します。お楽しみに!